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No.1001号
2023.02.01発行
ガスレビュー No.1001号（2023年02月01日）
工業ガスサプライチェーンの再点検が求められる2023年
工業ガス事業は、ガス製品それ自体に差は無く、ユーザーが付加価値を高めるのに最適な量・圧力・純度のガスを安定して供給しつづけることに他社との差別化の源泉がある。2023年は資源・エネルギーコスト増、温暖化対策、国際間の分断など処々の市場環境の変化により、これまで継続してきた供給法が揺らぎ、サプライチェーンの在り方を再検討する必要性が高まってきている。
変わる神奈川、新規顧客の開拓、ガス種の変化にも対応
神奈川県では、1996年に横浜ケミカルと東海産業のアセチレン工場を相模アセチレンに統合してできた神奈川合同アセチレンが昨年９月に解散した。高額な容器投資や廃棄の負担、そして原料のカーバイドの値上げがメーカーに重くのし掛かった。しかし、『脱炭素』配慮に水素系ガスも検討される中、今回の取材では、あちこちでアセチレン再評価の声が聞かれた。
3年振りの賀詞交歓会、各地でリアル開催
年始恒例の賀詞交歓会が、全国各地で開催された。新型コロナ感染拡大前の20年以降、３年振りにリアル開催を実施するところが多かった。各地の会場では、抗原検査の実施や人数制限など感染拡大防止策を徹底した上で、来場者は新年の挨拶を交わした。
目次
市場展望
3
・工業ガスサプライチェーンの再点検が求められる2023年
国内市場
5
・大陽日酸、特殊ガス物流拠点を熊本に新設
・大阪ガス、アンモニア燃焼の都市ガスバーナ開発中
・レゾナック・ガスプロダクツ、各種ガス、機材・関連商品を価格改定
新春トップインタビュー
6
・「未知の水準に上昇する電力コストの中で産業ガスの価値を創出していく」大陽日酸 永田研二 社長
・「機械、溶接・溶材堅調の中、産業ガスのコスト改善に取り組む」小池酸素工業 小池英夫 社長
水素エネルギー
8
・JH2A、低炭素水素基準案策定
・NEDO、福島水素充填技術研究センター運用開始
・JFEコンテイナー、燃料電池モビリティの特認取得ノウハウにより需要拡大に注力
・日本フイルコン、１㎥水電解式水素発生装
海外市場
14
・米国岩谷、モンタナ州のエアセパガス製造・販売会社をM&A
・リンデ、米SLBと脱炭素化技術で提携
落札
15
・官報（22年7月～12月）公示のガス関連調達、計142件
ディーラートップインタビュー
18
・「上場を果たした東京高圧山崎、まずは税引き後利益を3億円に」東京高圧山崎 前田浩正 社長
技術レビュー
19
・佐賀大学、「特異構造薄膜フィルム」による皮膚ガス（アルコール）センサを開発
溶接・溶断
21
・「熱加工における課題をお客様と共に解決するのが使命」パナソニックコネクト 池谷啓司 熱加工システム事業担当
ニューアプリケーション
22
・JOGMEC、吸着材からの可燃性ガス除去に炭酸ガス利用の新技術考案
地域市場再発見・神奈川
23
・変わる神奈川、新規顧客の開拓、ガス種の変化にも対応
時事コラム
28
・ダイヘン、インバータ制御の新型スタッド溶接機を販売開始
・東京ガスケミカル、エアセパガス、液化炭酸ガスをさらに値上げ
・JIMGA、在宅酸素患者での火災事故防止向けに啓発動画をリニューアル公開
流通回路
29
・サイサン、蔵王温泉ガス設立
・大東医療ガス、食添アルゴン好調
・ウエルテックダイサン、23年3月期決算増収見込み
・関東電化工業、熊本事業部開設
・理研計器、熊本営業所・サービスステーションを菊陽町に移転
・エア・ウォーター、熊本県玉名市に低温物流センター建設進める
DATA
31
・22年度鳥インフルエンザ発生状況
最新工業ガス関連株式市況
31
ガスレビュー指標
32
・機器編
新春トップメッセージ
33
・3年振りの賀詞交歓会、各地でリアル開催
組織人事
36
・大陽日酸
・山形酸素
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