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No.1006号
2023.04.15発行
ガスレビュー No.1006号(2023年04月15日)

ヘリウムタイト化に備え、リサイクルの流れは止まらない
小池酸素工業が挑む 不安定ガスのリサイクル
ヘリウム供給タイトが続く中、光ファイバーや半導体製造の現場で、従来大気放出していたヘリウムを回収してリサイクルする動きが本格化しそうだ。小池酸素工業(小池英夫社長)のヘリウム液化システム担当部署ガス部極限グループは 2019年頃よりヘリウム回収精製液化システム一式から液化を除いたヘリウム回収精製装置の提案に注力しており、着々と販売実績を積み上げている。
資源高と輸送効率からピンチを迎えた圧縮水素事業
エアセパガス、炭酸ガス、ヘリウムなど数ある工業ガスの中で、圧縮水素の収益環境は、もっとも厳しい状況に置かれているといわれる。電気代や天然ガス価格の上昇に伴う製造原価のアップに加え、ガス体供給であるがゆえの輸送効率や貯蔵性が液体配送の他のガスに比べ劣るためだ。
半導体回復は24年後半!?大幅にずれ込む
ガス・機器需要に先行き不透明感 続く部材不足
メモリ減産、生産設備の投資計画延期によって、特殊材料ガスの消費量が鈍化、ガス関連機器市場は受注が如実に落ちてきている。DRAMなどメモリの市況軟化が収まらず、世界的に在庫調整が続いている。この状況下、各半導体デバイスメーカーは新増設計画を見直しており、半導体製造設備の需要も徐々に落ち込んでいる。
目次
事業戦略
3
・ヘリウムタイト化に備え、リサイクルの流れは止まらない
市場動向
5
・資源高と輸送効率からピンチを迎えた圧縮水素事業
関連ニュース
6
・レゾナック・ガスプロダクツ、川崎の圧縮水素事業撤退
市場動向
6
・半導体回復、大幅にずれ込む
ヘリウム動向
8
・USGSヘリウムレポート、グレードAヘリウム販売量7500万㎥
国内市場
9
・双日、メキシケムグループと連携し、フッ化水素の国産を計画
・神戸製鋼所、建築鉄骨向け新型溶接ロボットシステム販売好調
・水素吸入療法、心停止患者の救命、予後の改善に効果アリ
水素エネルギー
11
・FC EXPO春2023、水素社会実装に向けた技術が集結
水素エネルギー
12
・水素エンジン開発事業のi Labo、事業基盤を強化
・サンレー冷熱、東京ガスと連携し水素専焼ダクトバーナを開発
・ハイドロネクスト、独自の高純度水素精製技術でエネルギー、半導体分野へ乗り出す
食とガス
15
・窒素利用のワイン・日本酒サーバー、人気上昇中
・大阪大学、島津製作所ら「培養肉未来創造コンソーシアム」を設立
トピックス
16
・仕事師、液体窒素の技を見よ!
時事コラム
17
・日酸TANAKA、オービタルム社製配管自動溶接装置販売開始
・三井・ケマーズ、獺祭の低温貯蔵倉庫で新冷媒の採用を得る
・アマダ/アマダスクール、『第35回優秀板金製品技能フェア』表彰式開催
・小池酸素工業、フジクラ製12kW発振器搭載の切断機を発売
・岩谷産業、カセットガスのCFPを算定・公表
・RITE、2022年度ALPS国際シンポジウム開催
人事
19
・勇退する豊田昌洋氏の65年の〝奇跡〟
海外メジャー決算
21
・リンデ
・エア・リキード
海外市場
22
・独エボニック、オーストリアにガス分離膜用中空糸の新工場を竣工
DATA
23
・レアガス三種23年2月輸入単価
最新工業ガス関連株式市況
23
ガスレビュー指標
24
・ガス編
流通回路
25
・サイサン、大東医療ガスを吸収合併/「カーボンオフセットLPガス」によるCO2クレジットが1万トンを突破
・西日本エア・ウォーター物流、亀山物流センターを新設
・大陽日酸ガス&ウェルディング、23年度入社式開催
決算
25
・トリケミカル研究所
・長野計器
・大丸エナウィン
組織人事
26
・岩谷産業
・ダイヘン
・カンケンテクノ、社長交代
・大陽日酸北海道、社長交代

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