高圧ガス工業、アセチレン利用の新たなガス浸炭法を開発

変成ガス代替で、浸炭プロセスでのCO2排出99.5％削減を実現

高圧ガス工業（黒木幹也社長）は鋼の表面を硬化させる熱処理法の一つであるガス浸炭法において、従来の炭化水素系ガスが主成分の変成ガスの替わりに、アセチレンを浸炭ガスとして用いる新たなガス浸炭法を開発した。浸炭プロセスでのＣＯ２排出を大幅に削減でき、ガスコストの削減にもつながる技術として、同社では今後拡販に取り組んでいく。

日本鯨類研究所、鯨類調査に水素燃料飛行機を活用

日本鯨類研究所は鯨類調査の手法として新たに航空目視調査の活用を目指し、２０１９年からリチウムイオン系バッテリーを動力源とした無人航空機（ＵＡＶ）を開発、運用しており、現在は２０２５年の試験飛行を目指し、燃料電池と水素ボンベを搭載した「水素燃料飛行実験機 飛鳥 改五丙二型」の開発及び製作を着々と進めている。

自動車業界の〝変革〟起こる東海地域で問い直される、ガスの秘める可能性

東海地域では、目下リニア新幹線の開業に向けた再開発、街づくりが着々と進んでいる。半導体・電子部品不足に喘いだ自動車産業も復調傾向を示しており、足元のガスビジネスも徐々に回復の兆しを見せ始めている。だが、ＥＶ等の次世代自動車開発の本格化、水素エネルギー利活用意識の高まりなど、ガソリンエンジンありきのこれまでの産業構造も、大きな変化の時を迎えている。