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No.1031号
2024.05.01発行
ガスレビュー No.1031号(2024年05月01日)

ガス企業の新卒採用
メーカー11社、ディーラー20社で計436名
24年4月、新たに産業ガス業界に飛び込んだ新卒(高校、大学、高専等)の新入社員数は、メーカー11社で前年38名増の268名、ディーラー20社で9名増の168名となった。
メーカーでは、昨年よりも採用数を増やした企業が目立つ。特にエア・ウォーターでは前年より25名増の40名の新入社員を採用している。同社では18~19年採用でも同等数の新入社員を採用していたが、今年度はこの水準に戻った格好だ。また住友精化も理系出身の学生を多く採用、こちらも昨年より10名増となる42名を獲得している。その他の企業も、大陽日酸や岩谷産業をはじめ各社で概ね前年水準の採用は維持できている模様である。
アヲハタ、ジャム用イチゴ栽培のCO2施用に大気から回収した炭酸ガス利用実証試験に着手
実証試験に着手CO2回収にはMOFを活用
フルーツの輸入・加工メーカーのアヲハタ(本社:広島県竹原市、山本範雄社長)は、ジャム用に栽培しているイチゴの増産を目的に大気中から回収した炭酸ガスを使ったCO2施用実証試験に23年10月から着手している。大気中からCO2を回収することで、CO2の輸送や貯蔵コストを最小限にしつつ、栽培に活用しコスト競争力の高いイチゴ栽培法を確立するのが目的だ。CO2施用を行うことで、イチゴの収量を2割~3割増やすことが可能とし、25年10月まで実証を行う予定だ。
同社生産本部生産管理部西治彦氏は「一般的に農作物へのCO2施用はシリンダーやローリーからの液化炭酸ガスやハウスの暖房用LPガスの排ガスを利用する。ただ、これら施用はガス代コストが高く、収益を圧迫してしまうという課題があった。トマトやベビーレタスでは実施されるケースもあるが、イチゴ栽培において本格的に取り入れられることは少なかった」とする。
目次
国内市場
3
・高圧ガス工業、デンカから傘下のアセチレン事業会社株譲受
・三井E&S、大流量の高圧水素圧縮機の販売開始
・東京都、グリーン水素の活用促進する施策を強化
採用
5
・ガス企業の新卒採用、メーカー11社、ディーラー20社で計436名
トップインタビュー
7
・「炭酸ガスを含む産業ガス製品の環境価値を広くアピールしていく」
・レゾナック・ガスプロダクツ 山口立太 社長
技術レビュー
8
・高圧ガス工業、カーバイドスラリーの有効活用策を開発
時事コラム
9
・大陽日酸、回転管溶接向け制御装置を販売開始
・国際海事展シージャパン2024が開催
・日本エア・リキード、テーエス運輸の全株式を東部ネットワークへ譲渡
・小池酸素工業、入社式開催
・エア・ウォーター、フェンシングのアスリート社員採用
在宅医療
11
・日本呼吸器学会、第64回学術講演会開催
・小池メディカル、SIM搭載の酸素濃縮装置レンタルを開始
食とガス
13
・アヲハタ、ジャム用イチゴ栽培のCO2施用に大気から回収した炭酸ガス利用実証試験に着手
・炭酸でGABA10倍、健康成分高めたマイクロ野菜の開発に成功
事業戦略
15
・中国発のレーザ加工機メーカー・HSGエンジニアリング、日本市場に本格参入
ヘリウム情勢
16
・USGSヘリウム年次レポート:グレードAヘリウム販売量約7900万㎥
海外決算
17
・エア・リキードとリンデ、2023年通期決算
海外市場
18
・エア・リキード、アフリカ12ヶ国の事業を投資会社に売却/半導体ファウンドリ向けガスプラント増強で5千万ユーロ投資
水素エネルギー
19
・岩谷産業とコスモエネルギーHD、トラックターミナル初となる水素ステーション開所
・佐藤燃料、福島県郡山市の3トンFCトラック走行実証に参画
・アルマテック、燃料電池太陽光発電ハイブリッド船、大阪万博スイスパビリオン出展正式決定
エネルギー
22
・岩谷産業、根岸液化ガスターミナルLPGシリンダー充填所が竣工
地域発信
23
・山陰酸素工業、安来ガスセンターのカーボンニュートラル化完了
流通回路
24
・マツモト産業中部支店、中部MACメーカー会総会開催/沼津ウェルディングフェスタ開催
・サイサン、岡山県のセキサンをグループ化
DATA
25
・2023年建設機械出荷金額
最新工業ガス関連株式市況
25
・機器編
決算
27
・トリケミカル研究所
組織人事
27
・マツモト産業
・住友精化
・新コスモス電機
・岩谷瓦斯
・鈴木商館
・日本炭酸瓦斯、社長交代

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