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No.618号
2007.02.15発行
ガスレビュー No.618号(2007年02月15日)

【コンプレッサ市場】2大グループ化した原空コンプレッサ世界市場
国内市場は3年連続上昇、約250億円規模へ
高炉、N2発生装置が牽引
ASUプラントの中核コンポーネンツである原空コンプレッサの勢力図は世界的な合従連衡劇を経てこの10年間で一変した。
かつて超大型コンプレッサの最大手とされたスイスのスルザーや独ゲーハーハー、ボルジィックらは再編・統合によって姿を消し、今では事実上シーメンスとマンターボの2社しかない。
そこで国内大手の神戸製鋼所はシーメンスと、石川島播磨重工業はマンターボとそれぞれ協業体制を築き、寡占化するマーケット内でイニシアチブを高めている。
【国内市場1】東京都立病院、
医療ガス共同購入4月スタート
東京都は都内11の都立病院で、医療ガスを含む医療材料の共同購入を本年4月より実施する。病院経営の合理化が目的だが、国民医療費削減を背景に、この動きが全国にどう波及するのか注目される。
【国内市場2】ジャパン・エア・ガシズ
静岡に5000Nm³/h液酸・窒素生産拠点新設
ジャパン・エア・ガシズ(ギィ・サルスゲベール執行役社長兼CEO)は、08年内を目処に静岡県下に5000Nm³/hの液体酸素・液体窒素生産プラントを稼動させる。
【ガスアカデミズム】暗黒物質の正体を探れ!
キセノンに出現した宇宙線検出向け新用途
東京大学宇宙線研究所が岐阜県神岡町で計画
JAGが18万リットルの供給権獲得
昨年末、東京大学の宇宙線研究所が1t(18万3861リットル)ものキセノン入札を実施し、このほどジャパン・エア・ガシズが落札した。興味深いのは、需要の規模や破格の落札価もさることながら、同研究所が宇宙での存在が確認されているものの未だ正体不明の暗黒物質(ダークマター)の検出媒体にキセノンを利用する点である。恐らくこうした用途で、このような大量のキセノンが使われるのは世界初のことだろう。
ガスレビュー目次
市場動向
3
・ブランド化する溶接シールドガス市場
エレクトロニクスガス市場
15
・特殊材料ガス市場周波数に変化、メモリがガスを牽引
第3四半期決算
17
・加地テック
プラント投資
17
・おきさん、本社工場の空気分離装置を更新
流通回路
19
・ネクスト・ワン、年間キャンペーン感謝の集い開催
・有明ステーション、充填累計2千台達成
・角林商事、スノードライ累計1600台突破
・高圧ガス保安協会、ASMEの圧力容器規格策定に参加
・マツモト産業、中間決算増収増益
・日章アステック、出荷倍増で3月中間増収見込み
・インターネプコン・ジャパン開催
・国際モダンホスピタルショウ2007、7月に開催
・ユタカ、岡山に中・四国出張所開設
焦点
21
・技術立社で生まれ変わる、藤井豊春昭和炭酸社長
法規制
22
・化学品表示の国際統一ルール、「GHS」への対応始まる
DATA
23
・06年CE生産実績
最新工業ガス関連株式市況
23
・最新工業ガス関連株式市況
ガスレビュー指標
24
・機器編
海外市場
25
・エアガス、リンデ事業買収で北米バルクシェア10%獲得
・エアプロダクツ、米テキサス州水素プラント稼動
・プラックスエア、創立100周年
時事コラム
26
・小池メディカル、鉄容器用のバルブ一体型酸素流量調整器を発表
・コフロック、省エネ型窒素PSA発売
・RITE、地球温暖化対策技術国際シンポジウム開催
・GEセンシング・ジャパン、超微量水分計トランスミッタ発売
トピックス
26
・エア・ウォーターの格付「A」に上昇
流通回路
28
・07年賀詞交歓会より
組織人事
29
・住友精化
・新コスモス電機
・松下溶接システム
・ATMIジャパン
訃報
29
・サナミ商会佐波準之助会長死去
・岡谷酸素野口甫会長死去

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