【国内市場】昭和電工、昭和炭酸株を公開買付

納入業者へ異例の「確約書」を要請

昭和電工（高橋恭平社長）は5月20日に開いた取締役会で、同社が20.58％出資する東証二部上場の昭和炭酸（藤井豊春社長、資本金・20億7928万円）株式の50.1％取得を目指した、公開買付を行なうことを決めた。
昭和炭酸は同日開催の臨時取締役会でこの株式公開買付の賛同の決議を行なっている。
この公開買付が実現すれば、昭和炭酸は昭和電工の連結子会社となるが、引き続き上場は維持する。

【企業戦略】アマダ、「中・厚板」「新興国」「グループ総合力」の3点セットで900億円を目指す

年率20％もの勢いで成長を続ける、薄板用炭酸ガスレーザー加工機の世界市場は、07年度のマーケット規模が4000台となった。世界No.1メーカーである独トルンプが2000台を生産すると言われる中で、国内メーカーは世界市場に対応するための増産体制を敷く。変化するマーケットの中でアマダはどういった成長戦略を描いているのか。レーザー加工機事業の展望について、海外及び国内販売を統括する高木俊郎常務取締役に聞いた。

【焦点】コンビナート定修バックアップで販路広げた液水事業」－宮川隆史岩谷産業専務

08年3月期を6期連続の増益で終えた岩谷産業だが、産業ガスでは全てのガスで5％以上の増量、溶接ワイヤも104％と前年を上回る増収となり好調を持続した。とりわけ同社がパイオニアとなる液体水素事業は、08年度にはこれまでの実績を11件上回る30件に達するという。