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No.670号
2009.04.15発行
ガスレビュー No.670号（2009年04月15日）
【国内市場】大陽日酸 過去最大のM＆A、推定500億円投資
米最大手ディーラー「バレー・ナショナル・ガシズ」を買収へ
大陽日酸（松枝寛祐社長）は3月30日、米国最大手のガスディストリビューター、バレー・ナショナル・ガシズ（Valley National Gases LLC）を米国子会社のマチソン・トライガス・インクを通じて、5月中旬に買収すると発表した。
買収金額は本誌推定で500億円と見られ、06年の米国中西部のローカルメーカーのリンドウェルの買収金額300億円を大きく上回り過去最大のM＆Aとなる。
【炭酸ガス市場 】猛暑が怖い！？早くも需要期に脅える炭酸ガス原料不足
ソース元定修前倒し、石油精製、アンモニアに80％依存
昨年9月に端を発した世界同時不況の影響が炭酸ガス業界の原料炭酸ガス供給に影を落とし、現在、原料炭酸ガスは逼迫を通り越し、不足が懸念される事態となっている。業界関係者のほとんどが「例年だと6～8月に最盛期を迎える原料炭酸ガスの逼迫状態が今年はすでに3月から始まっており、夏場の供給不足を懸念される」と話す。
【地域市場再発見・近畿①】バッテリーランド、近畿のしたたかな“不況抵抗値”
シャープ堺稼動延期も太陽電池、リチウムイオンのニューウェーブ
多様に生きるガスディーラー
シャープ堺、パナソニック系液晶テレビ工場、IPSアルファ姫路に象徴される先端投資や梅田周辺の再開発などで何かと話題の多かった近畿地区も今回の不況で完全に水を差され、今年1～3月のガス溶材需要は平均20％減と後退している。だからといって光明が見えないわけではない。特に太陽電池やリチウムイオン電池などの環境対応型のバッテリー工場の集中は際立っている。
ガスレビュー目次
国内市場
6
・アドバン理研、窒素PSA全機種に省エネ機能搭載
・大陽日酸グループ、西日本地区のアセチレンを集約
・アトラスコプコ、省エネ型コンプレッサー受賞
・NEDO，JHFC助成先を決定
・マツダ、新型水素ハイブリッド車リース開始
時事コラム
10
・韓国TKSCT、バルブ工場増強
・岩谷産業、業務用CO警報器無償貸与
GRIO 2009年1～3月観測
13
・急降下のガス需要、製造業稼働率5割を切る
短信
15
・日本ポール、社長交替
流通回路
23
・小池酸素工業、市川工場敷地譲渡契約締結
・JIMGA、新型インフルエンザ対策行動計画策定
・大丸エナウィン、中会長退任
・ニチゴー日興、九州営業所開設
・ダイヘン、人事異動
・HONDA、ガス耕うん機発売
・フジテック・インターナショナル、東京支店開設
焦点
25
・「オールコスモス体制を強化」
・新コスモス電機 重盛徹志社長
HOT ASIA PRESS
26
・BMT（韓）、蔚山にバルブ・継手の新工場建設
海外市場
27
・リンデ、独薄膜太陽電池工場に工業ガス供給
・ガスメジャー3社による09年観側
海外決算
27
・エア・リキード、リンデ
DATA
29
・粗鋼生産と酸素消費量の減少率
最新工業ガス関連株式市況
29
・最新工業ガス関連株式市況
ガスレビュー指標
30
・関連機器編
保安
31
・高圧ガス保安の要、CRC西日本
組織人事
32
・岩谷産業、宮川専務が副社長、上羽常務が専務に
・鈴木商館
・丸協酸素商会
・日本パイオニクス
財務
33
・大陽日酸、大阪、名古屋の上場廃止
・星医療酸器、自社株買終了
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