バックナンバー



No.679号
2009.09.01発行
ガスレビュー No.679号(2009年09月01日)

【経営】徹底調査、年商50億円超ディーラー50社のオーナーは誰か
個人所有はむしろ少数派、関連会社、従業員など多様な株主構成
本誌は毎年、年商10億円以上のガス溶材商の売上高ランキングをまとめているが、売上高50億円以上の上位50社が全体の売上高の72%のシェアを占めている。つまり、上位50社は我国の工業ガス下部流通で圧倒的なウェートを持っていると言えるが、非上場のオーナー経営が多いだけに、彼等の株主構成までは案外知られていない。
そこで解かっているようで不明瞭な有力ディーラーの所有者は誰なのかを徹底調査してみた。
【分離機技術】CO2削減の切り札 ミクロの技術開発を重ねた深冷空気分離
無視できぬ年率0.7%の連続改良の集積度/コンセプトはカスタマイズと標準化
「我々は36年間に24%の原単位向上を図ってきた」(大陽日酸新井一成ソリューション統括部長)と言うように世界一の電力コストと需要家からの純度・発生量要求、負荷変動に対応するため、日本の深冷分離技術は日々効率改善を図ってきた。年率に換算すると1%に満たない努力の積み重ねだが、「わずか数%ですが、その成果が稼働中のプラント全てに活かされれば、ガス事業への貢献は大きなものになります」(エア・ウォーター松林良祐プロセス開発センター長)と語るように、コンマ数%の向上を積み重ねていくというのが、プラント技術者共通の想いだろう。
【市場動向】底は脱した電子材料ガス市場
5月末から回復基調。しかし、前年同期比では3~4割減
モノシラン、三弗化窒素などの電子材料ガス(エレクトロニクスガス)需要は5月末に底に着き、漸く6月からやや回復の兆しが見え出した。前年同期比では3~4割の大幅減が続いているが、前月比で4~5月から増加傾向に転じたからである。国内大手の電子材料ガスメーカーは、国内、海外とも「最悪の状況は脱した」「4~6月は相当厳しいと覚悟していたが、予想よりはユーザーの稼動が良くはなってきた」などと口を揃える。
ガスレビュー目次
フルオロカーボン市場
7
・終わりの始まり、プラント停止相次ぐHFC134aビジネス
MIP・VIP
10
・「カンパニーは経営者養成所でもある」
・青木弘工ア・ウォーター会長兼社長
国内市場
13
・昭和電工、中外製薬との医療用亜酸化窒素販売契約、9月末で終了
・大陽日酸グループ、小池酸素工業と生産新社で基本契約締結
・水素供給・利用技術研究組合設立
・武蔵野ガスセンター設立
流通回路
15
・ジャパン・エア・ガシズ、夏休み子供化学実験室開催
・岩谷産業、家庭用省エネカタログ刊行
・信越化学直江津、四塩化ケイ素漏洩事故
・NECセミコン九州・山口、熊本川尻工場爆発火災事故
災害
16
・静岡M6.5地震、業界設備に異常なし
技術レビュー
17
・神戸製鋼所、CO吸着、MH一体型で水素回収率85%達成
アメリカンマーケット
18
・不況知らず、08年炭素ガス生産量年間900万トン
エレクトロニクスガス市場
19
・新生リンデ・ジャパンが目指す事
コリアンレポート②
21
・液晶バックライトで輝き増す高純度アンモニア
焦点
24
・「ガス供給の最適化モデル構築で着実にシェア伸ばす」
関東電化工業、長谷川淳一取締役執行役員営業本部長
DATA
25
・09年上期ヘリウム輸入量
最新工業ガス関連株式市況
25
・最新工業ガス関連株式市況
ガスレビュー指標
26
・関連機器編
決算
27
・昭和電工、第2四半期決算、産業ガス関連27.4%減
・第1四半期決算、上場工業ガス関連企業14社中、12社減収、13社減益
・ダイキン工業、第1四半期決算
・マツモト産業、3月期決算
時事コラム
29
・日本パイオニクス、MOCVD装置市場に参入

当社発行媒体のバックナンバー記事が読める
ガスレビュー記事コピーサービス
ガスレビュー定期購読者の皆様へ
過去の記事を複写してお届けするサービスです。
ご入り用の記事テーマや号数と頁数などのご要望をお問合せにお寄せください。
弊社で内容を確認の上、該当記事ページをFAX、またはPDFファイルにて送付致します。
ガスレビュー誌のバックナンバーをお求めの方も、お問合せからお願い致します。
バックナンバーのご提供は、現在ガスレビュー誌を定期購読頂いているお客様に限ります。
お申し込みの際は、“00”から始まるお客様コードをお知らせください。
※バックナンバー記事は1ページ 550円(送料・税込み)
※バックナンバーは1冊 2,420円(送料・税込み)
※バックナンバー1冊のご提供は、ガスレビュー定期購読者のみのサービスです。