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No.724号
2011.07.15発行
ガスレビュー No.724号(2011年07月15日)

【国内市場①】昭和電工、昭和炭酸に産業ガス事業移管正式決定
3年前の昭和炭酸子会社化を皮切りに始まった昭和電工グループの産業ガス事業再編は2012年1月に完了する。
同事業の販売を引き継ぐ昭和炭酸は今後産業ガスの総合企業として活動していく。
【国内市場②】日本エア・リキード、トップ人事
7月1日付で会長に元パナソニック副社長の北代耿士氏が就任、エレクトロニクス企業出身者をトップに招いたという点で今までの人事とは色合いが異なっている。エレクトロニクス分野への事業の取り組みに当然注目が集まる。
【原子力ガス動向①】福島第一原発で活躍する工業ガスと関連機器
1号機窒素注入量は累計5万8400m³/hへ 酸素呼吸器、圧力計なども貢献
ジャパン・エア・ガシズの膜分離装置からエア・ウォーターのPSAに切り替わった窒素注入はなお続いており、6月後半からは岩谷産業も他施設でこれに加わった。そのほかにはエア・ウォーター防災、長野計器、ミッシェルジャパンが関わっている。
【原子力ガス動向②】次世代ヘリウム原子炉の可能性と課題
日本原子力研究開発機構
小川益郎原子力水素・熱利用研究センター長に聞く
本誌No.709号で特集したヘリウム利用の原子炉が震災後、重要性を帯び始めている。ヘリウム原子炉はヘリウムが漏れても圧力容器の外側から空気の自然対流やふく射によって冷却が可能なのが特長だ。
【地域市場再発見・北海道】広大な大地に農業・畜産向けが根付く
公共投資ピーク時の半減で、酸素、アセチレン不振続く
今回の震災は北海道が液の供給面で孤島になり得る危険性を露呈した。液ローリーは国連法により船内に載せることが出来ない。その為北海道の工業ガス企業は実際被災を免れた東北地区で空の供給機器に液を供給し、被災地に運送することを余儀なくされた。
【地域市場再発見・北陸】北陸の時代、製造業の回帰を期するガス市場
生産増も節電に苦慮、輪番制や自家発導入で対応
森永乳業の富山での冷菓製造、金沢村田製作所の仙台工場の代替、信越半導体、YKKなどの東北の応援供給など緊急時の生産拠点として機能している。しかし、原発停止による電力不足が目立っており、リスク回避から海外シフトの可能性も浮上している。
ガスレビュー目次
機器メーカートップに訊く
8
・「震災後、ガス検知警報器の復旧に全力で対応。海外比率は着実に上昇」理研計器 岩澤忠社長
エネルギー
18
・第54回全国マルヰ会総会開催
HOT ASIA PRESS
19
・ダイヘン、インドに溶接機・ロボットの販社設立
時事コラム
19
・エア・ウォーター防災、原発事故処理向けに呼吸器需要増加
市場動向
25
・半導体製造装置市場、急速かつ大幅に回復した2010年度
流通回路
27
・マツモト産業、OWF2011決起大会
・エバグループ「第10回さんさん会」開催
・近畿容器管理委員会総会開催
・旭ウェデックス、減収
・ダイヘン溶接メカトロシステム社長交替
・京立商事、省エネ製品販売
・大阪高圧ガス溶材協同組合
・京都府高圧ガス溶材組合、理事長交替
短信
28
・エア・ウォーター、公取委に課徴金算定で審判請求
DATA
29
・2010年特殊材料ガス出荷量
最新工業ガス関連株式市況
29
ガスレビュー指標
30
・関連機器編
決算
31
・エア・ウォーター防災
組織人事
31
・エア・ウォーター役員人事
・大陽日酸
・住友精化
訃報
32
・岩谷産業元取締役小林宏吉氏死去

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