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No.754号
2012.10.15発行
ガスレビュー No.754号（2012年10月15日）
【経営】大陽日酸、トップ交替人事
松枝、川口両氏辞任、田口氏会長に返り咲き、田邉専務が新社長昇格
その中でも田口博取締役相談役の代取復帰は100年以上の同社の歴史で極めて異例の人事となった。
新体制の下、リーマンショック以降の景気低迷、モノシラン製造共同事業の撤退等の特損による業績悪化から事業復権を目指すことになる。
【技術トピックス】“世界最大の発見”
ヒッグス粒子発見に大貢献した極低温ヘリウム技術
IHI開発の極低温ヘリウム冷凍装置、
コールドコンプレッサーは断熱性能の高さが特長
ヒッグス粒子発見に貢献した検出装置のLHCには、極低温用ヘリウムを利用し工業ガス企業でリンデやエア・リキードが参画している。今後、世界的にヒッグス粒子の研究が広まればガス関連需要に繋がる可能性は充分だ。
【エレクトロニクス動向】日本発のミニマルファブ構想、いよいよ始動
13年より装置販売開始
クリーンルームを要せず投資額を約1億円に削減可能な半導体プロセス、ミニマルファブは試作段階に向かっており、関連装置は市販化レベルに達している。ファブの極小化でガス消費量は減少するが、装置1台にガス容器が必要なことから交換作業は増える見通し。
【エネルギー】日本海水、FIT利用の売電事業に参入
年間25億円の売上見込む／売電・自家併せて80億円投資
エア・ウォーターGrの製塩企業、日本海水は兵庫県赤穂に1万6500kW強の木質バイオマス発電設備を新設、グループ初の売電事業に乗り出す。製塩工程の電力とスチームの供給に天然ガス発電設備も備え、環境関連の投資を強めている
ガスレビュー目次
国内市場
9
・新興製作所、復興の花巻から酸素濃縮器に新規参入
・昭和電工ガスプロダクツ発足披露
・ダイキン工業、空調機冷媒にHFC32を採用
時事コラム
12
・大阪ガスPRイベントにリキッドガス、ガスネット出展
・IHI、小型バイナリー発電装置開発
・アドバン理研、海外展開強化
・山陽電子工業、在宅酸素濃縮装置ライナップ追加
GRIO
15
・6月以降、急速にガス需要悪化、建機、自動車輸出急降下
流通回路
18
・サンロイヤル、高圧ガス充填時の温圧モニター新発売
・谷屋利隆富士高圧ガス工業社長「藍綬褒章受章感謝の会」開催
・岩谷産業、「お取引先様感謝の集い」大阪会場開催
・西岡熔材、6月決算3.4％増
・三幸医療酸素、大阪に営業所開設
・小池酸素工業、小池会総会開催
水素エネルギー
22
・東京都市大学、ガソリン車を水素自動車に変身
技術レビュー
23
・大阪大学、銅接合のFSWで強制冷却用に液炭吹き付け技術開発
HOT ASIA PRESS
24
・岩谷産業、中国でのヘリウム充填所稼働開始
・エアプロダクツ三福、台湾UMC向けガス供給契約締結
DATA
25
・建設機械12年度輸出出荷金額
最新工業ガス関連株式市況
25
ガスレビュー指標
26
・ガス編
組職人事
27
・大陽日酸、トップ人事
・ジャパン・エア・ガシズ
・岩谷産業
・エア・ウォーター
決算
28
・ダイヘン、中間決算下方修正
訃報
28
・大場正巳山形酸素取締役会長死去
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