【市場動向】小粒でもしぶとく生きる日本のエレクトロニクス

スマートフォン、パワーエレクトロニクス向けガス堅調、
小型N2オンサイト導入活発

従来のマスプロダクツレベルのエレクトロニクス生産の再編統合により窒素オンサイトビジネスは縮小、撤去が目立つ代りにスマートフォンや次世代メモリMRAMの分野を中心に500～600㎥/hクラスの小型オンサイトの時代が到来している。

【市場分析】成長なき水素市場の活性化策

活発な価格改定と液水の台頭、岩谷産業は溶断用途も切り口に

国内製造業の低迷で圧縮水素市場は12年で1億㎥を割り込む可能性が強まっている。この現状の中、各社は液体水素の拡販、溶断ガスや燃料電池自動車といった新規分野の用途開拓などで水素事業を継続している。

【水素エネルギー】最新FCVモデル開発着々

トヨタ自動車は
2015年のFCV市販化を前に最新のFCVの開発を進めている。

トヨタグループは水素燃料電池自動車、FCバス、FCフォークリフトとともに心臓部であるFCスタックと高圧水素容器の開発に取り組んでいる。あくまで自社技術に拘った事業展開が見受けられる。

【海外市場】エアプロダクツ、
メルセデス・ベンツ工場で水素リフトトラック72台稼働

同社は、独・自動車大手のダイムラーがアラバマ州タスカルーサの工場で生産するメルセデス・ベンツに水素燃料で動くリフトトラックを納入、水素関連事業にも注力している。世界中で水素燃料電池自動車の普及に向けた取り組みが鮮明となってきた。