【時局前線】マラチオンを追跡せよ!!　GC-MSの案内人ヘリウム大活躍

群馬県食品安全検査センターら、
冷食農薬で全国570商品以上チェック

年末年始より調査が進行している冷凍食品中農薬問題。今回問題となっている農薬、マラチオンは炎光光度型検出器付ガスクロマトグラフ及びガスクロマトグラフ質量分析計を試験法とし、両機器ともにヘリウムは試料運搬用キャリアガスとして用いられている。

【水素エネルギー】水素・燃料電池戦略協議会が発足

座長に柏木孝夫東京工業大学特命教授
委員、ワーキンググループに岩谷産業、大陽日酸も参加

水素・燃料電池戦略協議会は、2030年頃までを見据えた具体的な取組みに関するロードマップを策定することを目的に設置。第1回の協議会では、水素需給の見通しや水素エネルギー利活用のメリットを定量的に把握する必要性などが議論された。

【焦点1】「超チョウザメがトリガーになった
ライフサイエンス事業立ち上げ」

フジキン　野島新也社長

昨年、ポスト半導体としてライフサイエンス事業に着手した。チョウザメの高い治癒能力や、雄雌を見分ける家畜用X線が医療面での応用に繋がった。アジア、とりわけベトナム、マレーシア、タイなどアセアンへの展開を目指す。

【焦点2】「日本の『ものづくり』品質を世界に展開」

パナソニック溶接システム　高橋学社長

海外拠点の拡充は13年にミャンマーとアルゼンチンで新規代理店と契約し、今や48カ国に販売網を持つ。今後も新規国、新規取引代理店の拡大に注力し、実機デモができるFAテクニカルセンターやサービス拠点のサポート体制を強化していく構えである。

【GRIO】建設、自動車が牽引するガス溶材市場

ガス溶材需要面において、建設関連では、シャーリングやファブ向けの切断用ガス、レーザガス、溶接用炭酸ガス、自動車では溶接用混合ガス、アルゴン、熱処理用水素、窒素、アンモニア、溶接ワイヤなどが回復傾向を辿っている。

【アメリカンマーケット】米国セパレートガス市場、需要好調で2015年までASU活況

酸素市場519万N㎥／h

2012年から2015年にかけ米国ではASUの改修・設置計画が目白押しである。不景気でここ10年は新規設備投資よりもリプレイスや既存プラントの増強が主だったが、緩やかに景気が上向くとともに、セパレートガスの需要が石油や天然ガス等の分野で伸びている。