【市場分析】ガス溶材市場、絶好調分野の総点検

消費増税前の駆け込みに沸き立つガス溶材需要－実感薄くも着実に増加

ガス溶材市場全般からすれば、消費増税前駆け込み需要の実感は乏しいものの、細かく観察すると絶好調分野が見えてきた。
各種溶材、省ヘリウム機器、炭酸ガス土木利用、火力発電の環境対策、半導体製造装置向けなど多種多様な分野に注目する。

【水素エネルギー】FC　EXPO2014開催
キーワードは大量水素消費、発電、電力貯蔵

エネファーム、FCVに続く、第3の水素エネルギー利用分野が見え始めた

先行した2分野に次ぐ水素発電、余剰電力貯蔵に共通するのは、いずれも大量の水素をハンドリングするということ。スケールメリットにより水素原価の低減が見込めるとともに大量水素の供給のための手段や機器を整備していかなければならない。

【水素エネルギー2】日鉄住金P＆E、国内水素St建設事業、
米エアプロダクツと覚書締結

日鉄住金パイプライン＆エンジニアリングは2月、米エアプロダクツと国内水素ステーション建設に関する覚書を締結し、水素インフラ事業に新規参入する。将来的な目標は、国内水素ステーション建設の3割を目指すという。

【水素エネルギー3】ヤマト産業、簡易型水素St事業で
H2EnergyJapanと合弁会社設立

合弁会社「ヤマト・H2EnergyJapan」は資本金600万円、ヤマト産業が45％、H2EJが55％出資する。本社をヤマト産業本社内に置き、代表者はH2EnergyJapanの平瀬社長が兼務する。

【企業研究】11期連続の経常増益目指す
エア・ウォーター流企業成長の軌跡を探る

13年間でのべ86社をM＆A、売上高4100億円増加、計上約2.8倍に

産業ガス市場はこの10年余りの間、厳しい寒風に晒された。エア・ウォーターも決して無縁ではなかったが、「ねずみの集団経営」と呼ぶ新規M&A企業群の新規連結と既存事業とのシナジー効果で11期連続の経常増益という確かな成長の軌跡を残そうとしている。