バックナンバー



No.801号
2014.10.01発行
ガスレビュー No.801号(2014年10月01日)

【地域市場再発見・九州 その②】ガス溶材先進国、スポット需要に沸く北・西九州ガス熔材市場
新瓶投入、窒素ローリー追加、パージ作業員の応援も/造船、建築は視界良好
昨年下期から感じていた九州北西部ガス溶材市場の〝復調の兆し〟は造船、建築、自動車分野を中心に着実に実需となって現れている。
とりわけ13年度末は、駆け込み需要やものづくり補助金等による設備投資の増加に加え、西部ガスのLNG基地新設や新日鉄住金八幡製鉄所の高炉改修工事などスポット案件が重なったことで、一部では容器不足で新瓶数百本を投入、別のところでは窒素ローリー1台を追加、またパージ作業員不足で充填所作業員に応援要請するほどの活況ぶりであった。
【2013年世界レアガス市場】ウクライナ情勢悪化でネオン危機の可能性も
キセノンは一時高騰も現在は値下がり傾向、クリプトンは過剰から安定へ
本誌が提携する米国のクライオガス・インターナショナル誌7月号に掲載されたR・ベッツェンダール氏のレポートによれば、2013年のレアガス市場規模は世界全体で約2億5千万ドル(約262億5千万円)だった。この数年、落ち着きを見せていたレアガス市場だが、ウクライナ危機でとりわけネオンに影響が出た模様である。世界のネオン供給量の7割がロシアとの問題の地域に設置されている大型の鉄鋼所で生産されている。
【市場動向】国内ヘリウム需要「液高ガス低」で生産効率低下
輸入量安定に向かうも悩み続くヘリウムサプライヤー
国内需要動向では光ファイバー、半導体、リークテストといったガスヘリウムの消費量回復が遅れる一方、液体ヘリウム需要は主力のMRI向けが新規納入ラッシュで好調な動きを見せる。回復の力強さに欠けるガスヘリウムに対して堅調な液体ヘリウム。市場は「液高ガス低」の様相が際立ってきた。
【国防とガス】防衛省・潜水艦関連にガス新規需要創出
共に潜水艦関連、燃料電池発電システム研究開発向けと新型の潜水艦救難艦向け
今年度以降、防衛省の2つの新たな事業向けにガス及びガス関連機器の新規需要が創出される。ともに潜水艦関連で、うち一つは無人潜水艦に装備される燃料電池等を充分かつ安定供給する技術開発事業、もう一つは新型潜水艦救難艦の建造事業で、医療ガス関連機器の搭載が予定されている。
ガスレビュー目次
国内市場
4
・岩谷産業、埼玉県でパッケージ型水素ステーション設置
・モリタ、窒素ガス発生装置搭載の移動式消火設備、日本原燃に導入
・JASIS2014、ガス関連企業多数出展
・サイサン、「ガスワンサミット2014」開催
・ハマイ、医療用酸素向けにRFタグ内蔵型バルブ開発
・EBAシンポジウム2014開催
防災・保安インタビュー
19
・「LNGプラントエンジニアリングからみたガスの安全」
・白崎善宏、元千代田化工建設常務取締役
流通回路
21
・全溶連、平成26年度理事会開催
・高圧ガス工業、小型容器向けRFタグ開発
・セルジオサッカークリニック(千葉市)開催
・来年6月の全溶連新潟大会、甲信越3県の実行組合体制で開催
・サーモス新製品発売
海外市場
24
・エアプロダクツ、北米液・バルク値上げ
・メッサー、世界中で保安キャンペーン開催
DATA
25
・14年上半期、粗鋼生産と酸素消費量
最新工業ガス関連株式市況
25
ガスレビュー指標
26
・関連機器編
技術レビュー
27
・東京ガス、東京ガスケミカル、原単位1/2の新型酸素PSA実証機開発プロジェクトスタート
第2四半期決算
28
・トリケミカル研究所
組織人事
28
・日本エア・リキード、人事異動
・星医療酸器、訪問看護・居宅介護支援事業所開設
短信
28
・みずほ銀行産業調査部、2014年度産業ガス市場調査レポート作成

当社発行媒体のバックナンバー記事が読める
ガスレビュー記事コピーサービス
ガスレビュー定期購読者の皆様へ
過去の記事を複写してお届けするサービスです。
ご入り用の記事テーマや号数と頁数などのご要望をお問合せにお寄せください。
弊社で内容を確認の上、該当記事ページをFAX、またはPDFファイルにて送付致します。
ガスレビュー誌のバックナンバーをお求めの方も、お問合せからお願い致します。
バックナンバーのご提供は、現在ガスレビュー誌を定期購読頂いているお客様に限ります。
お申し込みの際は、“00”から始まるお客様コードをお知らせください。
※バックナンバー記事は1ページ 550円(送料・税込み)
※バックナンバーは1冊 2,420円(送料・税込み)
※バックナンバー1冊のご提供は、ガスレビュー定期購読者のみのサービスです。