【Mip・　Vip】「シンガポール2法人統合、アジア事業の拠点に」　市原裕史郎　大陽日酸社長

10月中旬、社長就任後初の中間決算を迎える大陽日酸市原裕史郎社長に会うと、「連結ベースではほぼ計画どおりに進んでいる。」と述べたが、少しも楽観の様子が見えない。
国内のガスや機器、工事が思う程に伸びてこないからである。

【速報】三菱ケミカルホールディングスによる大陽日酸株TOB成立

大陽日酸、三菱ケミの連結子会社に

三菱ケミカルホールディングス（小林喜光社長）による大陽日酸株のTOBは、11月5日、買い付け予定株数に達し成立、かねてから報じていたように11月12日をもって大陽日酸は三菱ケミカルホールディングスの連結子会社となった。

【トピックス】大宝産業、PLC超低温容器が累計出荷5万本を達成、東京で記念行事開催

大宝産業（笹山隆男社長）は、米チャート・インダストリーズ製の可搬式超低温容器PLC（Portable Liquid Cylinder）の販売事業において、このほど累計出荷5万本を達成した。

【徹底調査・2014下半期】小規模も多様に拡がる国内ガス関連設備投資65例

半導体低調も、自動車・医薬・食品化学・金属底堅く

国内ガス需要は2014年度上期、好調に推移、10月危機説もあったが比較的安定しており、下半期もこのままのペースでいける見通しが立ってきた。ユーザーである製造業の稼働率が高いことを示しているが、どの業種も大幅な伸びが見られないのも事実である。

【水素エネルギー】岩谷産業　九州初、商用水素ステーション第2弾、北九州市小倉北区に開設

70MPa、340Nm3/h、オフサイト型、水素貯蔵はカードル方式

岩谷産業（野村雅男社長）は、10月22日、国内2か所目、九州地域では初めてとなる燃料電池自動車（FCV）向け商用水素ステーション「イワタニ水素ステーション　小倉」を開設した。

【アメリカンマーケット】アルゴン供給タイト続く、鉄鋼・化学などソース停滞

鉄鋼・化学プラント停滞
需要は好調　ヘリウム代替などの新需要も

本誌が提携する米国のクライオガス・インターナショナル誌10月号によれば、米国でアルゴンの需要はこの数年、増加の一途を辿っている。主産業が牽引し米国市場も不景気を緩やかに脱しているものの、大型の酸素プラントで併産されるアルゴンは、鉄鋼や化学など大規模製造業の停滞を受け、供給不足が続いている。