【水素エネルギー】トヨタ自動車
待望の燃料電池自動車、14年12月15日から一般発売スタート

15年販売目標400台、既に200台受注

かねてより14年中の燃料電池自動車（FCV）一般発売開始を予告していたトヨタ自動車（豊田章男社長）は、12月15日より世界に先駆け日本で販売を開始する。
「MIRAI（みらい）」とネーミングされたこのクルマの価格は税込み723万6千円。
2015年販売台数を400台と見込んでおり、既に中央官庁、自治体、法人から約200台が受注済みとしている水素を燃料とするクルマがいよいよ一般発売され、我々の目の前に現れることになる。

【水素エネルギー】岩谷産業
液化水素型商用水素ステーション、水素販売価格100円/N㎥に決定

ハイブリッド車並みの燃料価格実現
ロードマップ目標5年前倒し

　岩谷産業（野村雅男社長）は11月14日、液化水素型商用水素ステーションでの水素販売価格を100円／N㎥にすると発表した。この価格は現行のハイブリッドカーの燃料代に相当するもので「今年度中に発売される燃料電池自動車（FCV）の普及促進のため、FCVユーザの要求に応えられる価格設定にした」と同社上羽尚登副社長はコメントしている。FCV普及は車両価格と共に燃料となる水素の価格が重要なポイントとなる。本年6月に策定された「水素・燃料電池戦略ロードマップ」では、2015にガソリン車燃料代と同等の水素価格の実現、2020年にハイブリッド車代と同等の目標を掲げている。今回の岩谷産業の価格は、2020年レベルのものを5年前倒しして実現したものとなる。

【エレクトロニクスガス特集】東アジアに吹く風「順風相送」

東アジアでエレクトロニクスガス・機器市場年間4000億円を創出

　エレクトロニクス市場は、日本、韓国、台湾、中国の東アジアに風が吹いている。世界の半導体製造装置市場の7割を、そして半導体生産能力では300㎜Fabで76％を東アジアが占めている。ちなみにSEMIの統計によれば、半導体生産能力は日本が21％を占め、世界トップである。加えて材料消費額は2位、材料供給額は50％以上である。おそらくこの数字は特殊材料ガス、ガス関連機器にも当てはまるだろう。
　

【エレクトロニクスガス特集】セミコン2014出展企業ハイライト

巴商会／東横化学／ウエキコーポレーション／ユタカ／日鉄住金ステンレス鋼管／理研計器／新コスモス電機／リッチモアインターナショナル／カンケンテクノ／スウェージロック・ジャパン／フジキン／アップ・テック・ジャパン／ピュアロンジャパン／日本精線／堀場エステック／バリューインパクト／コフロック／キッツエスシーティー／ネリキ

【国内市場】長野計器
「テクニカルフェア2014」開催

「当社の製造技術と、信頼、安心・安全の提供を実際にご覧いただける喜び」（依田社長）

　長野計器（本社・東京都大田区東馬込、依田恵夫社長）は10月23日、長野県上田市において同社の上田計測機器工場（市内秋和）と丸子電子機器工場（市内御岳堂）の工場視察、JR上田駅前の上田東急インを会場とした同社製品の技術説明会及び記念講演会、懇談会をプラグラムとした「テクニカルフェア2014」を開催、同社の顧客や代理店、販売店などの協力会社、金融関係、関連会社、長野計器OBなど約300名が参集した。

【保安】CRC西日本
韓国ガス安全公社見学受け入れ実施

10年の実績と経験を公開

　CRC西日本（山口県玖珂郡、杉野邦夫社長）は11月4日、韓国唯一のガス保安組織、韓国ガス安全公社代表団3名を受け入れ、同社容器処理設備の見学に応じた。同組織は韓国政府外郭企業で、運営費用は35％を政府資金、65％を自社収入で賄っている。業務内容は各種検査・認定業務、保守保安コンサルティング、教育啓蒙活動などを中心とし、高圧ガスだけでなく、LPガスや都市ガス関連の同業務も一括して実施している。