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No.808号
2015.01.15発行
ガスレビュー No.808号(2015年01月15日)

【特集序説】最先端技術とは泥臭い現場が共振する競争力
我々が留意すべきは、現場の優秀性を継承していく限り、国際競争力をまだ残せる可能性に富んでいるということである。
労働者の教育や訓練には長い年月が必要だからである。
【特集】ノーベル賞と工業ガスの相関性
日本のガス技術が日本人受賞者を支えてきた
正確かつ迅速なものづくりこそ最先端研究に於いては最大の武器になる。品質が安定していればこそ、例えば、膜形成によるパラメーター要素が追求できる。結晶欠陥性の探求に繋がるのである。
これからのガス及び関連機器システム技術の方向性は、「品質の安定性」がキーワードになる。ノーベル賞を支えた基本である。求められるのは、チャンピオンとしての超高純度ガスではなく、特定の不純物を一定のレベル以下に安定させることである。何が不要で何が必要かを%、ppbなどのレベルで作り上げることが出来るのは日本しかない。そして、これは最先端分野から汎用性へと広がりつつある。
【特集】~特別インタビュー~
「日本人の素晴らしさは真面目さにある」
2014年度ノーベル物理学賞受賞
カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授、工学博士 中村 修二 氏
「……アジア人の中で何故、日本人のノーベル賞受賞者が多いかといえば真面目だからです。例えば、会社である装置を作ろうとして部品をA社に納期3ヶ月で注文すると設計図通り3ヶ月で作ってきます。違うB社に頼んでも同じです。ところが、外国では納期3ヶ月で頼んでも必ず6ヶ月ぐらいになる。図面通りになっていることはまずない。……日本人は真面目だからいい製品、材料ができることが支えになってノーベル賞受賞者が多い。何故、そんなに真面目なのか私には分かりませんが、世界に誇れる気質だと思います。」
【水素エネルギー】東京ガス、都内初の商用水素ステーション
練馬区にオープン、天然ガス併設型オフサイト方式
東京ガス(広瀬道明社長)は、かねてから建設を進めていたFCV向け商用水素充填インフラ、「練馬水素ステーション」(練馬区谷原)を14年12月18日、オープンした。同月15日に一般発売を開始したFCVに併せ、現在4大都市圏エリアで約40か所の水素インフラの建設、開業準備が進んでいるが、今回の東京ガスの案件は、都内では初めて、天然ガススタンド併設型でも初めてのステーションとなる。
ガスレビュー目次
時事コラム
15
・HESS、第34回大会開催
・JOGMEC、テクノフォーラム2014開催
ガス市場ダイヤル
16
・主要ガス32種類のガスについて需要動向、シェア予測マーケティングデータを掲載
全国工業ガスプラント一覧
44

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