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No.856号
2017.01.15発行
ガスレビュー No.856号(2017年01月15日)

【海外市場】リンデとプラックスエア、再び動き出した合併交渉
対等合併に向けた合意
リンデとプラックスエアは、16年夏に白紙に戻った合併交渉を11月末に再開していたが(本誌No.854既報)、16年12月20日、双方のホームページ上で対等合併に向け基本合意に達したと発表した。
今回の合意に法的拘束力はないものの、今後数ヶ月のうちに両社株主総会での承認を得たのち、最終合意に入る予定としている。
【海外市場】リンデ、エア・リキードコリアの産業ガス事業買収完了
AL産業ガスで韓国から撤退
12月15日、リンデの韓国での子会社リンデコリアは、エア・リキードコリアの外販、エレクトロニクスオンサイト、液バルク事業の買収を完了したことを発表した。エア・リキードコリアは、同国10拠点で事業展開していたが、今回の売却で産業ガス事業から撤退することとなる、韓国では、在宅医療機器&サービスのVitalAire Korea、先端材料の開発と生産を行うAir Liquide Advanced Materials Koreaの2つの事業を継続する。
【技術レビュー】大陽日酸、大阪大学と共同で工業炉分野でのアンモニア燃焼試験実施
NOx発生量を抑制した化石燃料の代替燃料として開発
大陽日酸(市原裕史郎社長)は、大阪大学大学院工学研究科赤松史光教授らと共同で化石燃料代替エネルギーとしてのアンモニア利用を目的とした工業炉分野でのアンモニア燃焼バーナの開発実証試験を実施しており、10kWモデル燃焼炉でNOxの発生量を環境基準値以下である100ppm以下、炉内輻射伝熱強度を化石燃料である都市ガスの主成分となるメタンの約1.2倍に強化した。
同開発実証試験は、内閣府総合科学技術・イノベーション会議の戦略的イノベーション創造プログラム(以下SIP)のアンモニアを使った効率的な水素製造・輸送・貯蔵技術の開発を目的とした「エネルギーキャリア研究開発計画アンモニアの製造利用技術」のひとつである。アンモニアは本誌848号既報の通り、水素キャリアの一つとして注目されている。しかし、運ばれる水素エネルギー需要はまだ少なく、キャリア以外のアンモニア需要の創出が求められてきた。同開発実証試験では、燃焼してもCO2を排出せず、エネルギー利用できるアンモニアの特性に着目し、工業炉分野での化石燃料の代替としてアンモニアの燃焼技術開発を進めている。
ガスレビュー目次
新春特集
6
・2017年版最新工業ガスアプリケーションの傾向と対策
国内市場
10
・セイカエンジニアリング、「コンパクト型温水式LNG気化器」を開発
・昭和電工ガスプロダクツ、4月より液化炭酸ガス・ドライアイスを15%値上げ
・ユタカ、高精度、低圧仕様の二種ガス混合装置「BMFシリーズ」発売
・RITE、「革新的環境技術シンポジウム2016」開催
財務
12
・三菱ケミカル、グループ内整理で大陽日酸株50.7%保有へ
組織人事
12
・クラレ、新設の炭素材料事業部で窒素PSA・CMS事業を運営
セミコンジャパン2016
13
・40周年記念、韓国から来場者目立つ
工業ガス市場ダイヤル
14
全国工業ガスプラント一覧
41

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