バックナンバー



No.865号
2017.06.01発行
ガスレビュー No.865号(2017年06月01日)

【アプリケーション】缶コーヒーのアルミ化で生まれた内圧保持窒素需要、約55万㎥/年
3割がスチールからアルミへシフト
缶コーヒーは、コスト低減のためスチール缶から薄肉軽量なアルミ缶、同じスチール缶でも軽量化したスチール缶への変更が進み新たな内圧保持用窒素需要を生み出している。全国清涼飲料工業会によると缶コーヒー容器は2013年まで9割スチール缶だったが、14年以降徐々にアルミ缶にシフトしている。
16年になるとアルミ缶シェアは全体の3割を占め、年間55万㎥の窒素需要につながっている。
アルミ化は今後も進み内圧保持用窒素消費は今後も増加トレンドを描くとみられる。
【市場動向】3D“閃光”でエレクトロニクスガス関連機器フル操業
人手も材料も不足
半導体製造装置ビッグ3も納期長期化
エレクトロニクスガス関連機器主要メーカーの工場はフル生産が続いている。マスフローコントローラー、バルブ、継手、圧力調整器、ガスフィルターなど半導体製造装置メーカーからの受注が高水準で続いているからだ。
背景には、サムスン電子、SKハイニックス、東芝、TSMCなど3DNAND型をはじめとする半導体生産設備投資を加速、大手半導体製造装置メーカー、アプライドマテリアルズ(AMAT)、ラムリサーチ(LAM)、東京エレクトロン(TEL)のビッグ3に大量発注し、その装置で使用するエッチングやCVDなどガス供給系(アメリカではガスジャングル)を担うガス関連機器メーカーに装置メーカーがやはり大量発注していることがある。
【在宅医療特集】価格競争に陥らない製品力・企業力をアピール
HOT新時代到来
JIS規格改定で今年の春から旧規格品が販売できなくなるのに伴い、ここ数年、HOTマーケットでは酸素濃縮装置、呼吸同調器の新JIS対応機種開発が進んだ。学会等の展示で見ると、積極的に外出する軽症の患者向け形態型や過半タイプと、重篤な患者向けの据え置きタイプの“二極化”の流れも感じる。製品開発トレンドに、HOT事業者の今後の提案・戦略、在宅医療の流れを見通す。
ガスレビュー目次
市場動向
3
・3D“閃光”でエレクトロニクスガス関連機器フル操業
・人手も材料も不足
国内市場
4
・ハイドロエッジ、液水製造能力1.5倍、9千L/hに増強
・アシスト・ワン、ハンディ、携帯プリンターなどのメンテと代替機貸出・修理費をセットにした割引料金プラン提案
・平成29年度水素ステーション公募、5件決定
・サムテック、水素ステーション向け蓄圧器、更に軽量化へ
・サーバールーム向けガス消火設備、HDDの動作障害を防ぐ静音仕様噴射ヘッド需要台頭
・大陽日酸、米3Dプリンターベンチャーに出資
・24 海外決算 エアプロダクツ、第2四半期決算
・25 流通回路
・ネリキガス、イワタニファインガスに4月1日付けで社名変更
・ダイキン工業、R32採用エアコン世界累計販売台数1千万台突破
・神奈川県高圧ガス流通保安協会、第5回通常総会開催
・星医療酸器、星医療酸器関西の岡山営業所を開設
・JIMGA近畿地域本部、平成29年度定時総会開催
・JIMGA東海地域本部、平成29年度定時総会開催
・東邦アセチレン、人事異動
・関東エルエンジニアリング、東京支店移転
・ダイヘン、人事異動
アプリケーション
7
・缶コーヒーのアルミ化で生まれた内圧保持窒素需要、約55万㎥/年
在宅医療特集
9
・価格競争に陥らない製品力・企業力をアピール
トップインタビュー
18
・「20年、30年先を見据えたインフラ整備を推進」
・エア・ウォーター 白井清司社長
・波乱の一年を終え、供給力安定に全力尽くす」
・日本液炭 賢持善英社長
トピックス
20
・水素でコーヒー豆の酸化を防ぐ、水素焙煎システムを開発
・金沢大学 廣瀬幸雄名誉教授
低温機器インタビュー
21
・「中国のLNGブームは収束した。今後当社は世界市場への供給元を目指していく」
・チャート中国 史慧グループ・ディレクター
焦点
23
・好調の半導体関連事業に新規事業を積み上げていく」
・巴商会 深尾定男社長
・「着実にガス拡販を進める」
・東亞テクノガス 山田容敬社長
DATA
27
・上場工業ガス企業7社、17年3月期フリーキャッシュフロー
最新工業ガス関連株式市況
27
ガスレビュー指標
28
・機器編
HOT ASIA PRESS
29
・エアプロダクツ、インドで6基の深冷空気分離装置を新設
海外市場
30
・帝人、米国在宅医療事業から撤退
決算
30
・大陽日酸
・エア・ウォーター
・岩谷産業
・高圧ガス工業
訃報
32
・協栄興業内田社長の妻、とよさん逝去
組織人事
32
・小池酸素工業、小池常務が社長に
・住友精化
・エア・ウォーター

当社発行媒体のバックナンバー記事が読める
ガスレビュー記事コピーサービス
ガスレビュー定期購読者の皆様へ
過去の記事を複写してお届けするサービスです。
ご入り用の記事テーマや号数と頁数などのご要望をお問合せにお寄せください。
弊社で内容を確認の上、該当記事ページをFAX、またはPDFファイルにて送付致します。
ガスレビュー誌のバックナンバーをお求めの方も、お問合せからお願い致します。
バックナンバーのご提供は、現在ガスレビュー誌を定期購読頂いているお客様に限ります。
お申し込みの際は、“00”から始まるお客様コードをお知らせください。
※バックナンバー記事は1ページ 550円(送料・税込み)
※バックナンバーは1冊 2,420円(送料・税込み)
※バックナンバー1冊のご提供は、ガスレビュー定期購読者のみのサービスです。