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No.880号
2018.01.15発行
ガスレビュー No.880号(2018年01月15日)

【新春特集】回復基調の市場環境の中で見えた業界内設備投資の増加
2018年の工業ガス市場は回復ムードの中で幕を開けた。
世界規模でのエレクトロニクス産業の投資復活を受け電子材料ガスは元より、高水準で推移する半導体を筆頭に、自動車をはじめとした自動化ニーズで電子部品も好調をキープ、情報通信の光ファイバーも輸出が下支えし窒素、水素需要をけん引している。
鉄鋼、化学、自動車、建機、造船も足元の生産は堅調で、酸素や溶接用アルゴン、炭酸ガスも底堅い。オリンピックに向け建築工事もいよいよ始まり、地域発の再開発案件もあり、長期低落傾向にあったアセチレンにもようやく下げ止まり感が出てきた。炭酸ガスは、飲料、冷却に加え菜園向けをはじめとする農業・食品関連で新規需要が生まれている。
【新年トップインタビュー】エレクトロニクス伸長でフォローの2018年
大陽日酸 市原裕史郎代表取締役社長兼CEO
回復基調に入った国内ガス事業と堅調な北米をはじめとする海外ガス事業の両面が寄与して大陽日酸の2017年度は極めて堅調に推移している。先の第2四半期決算を売上収益13・7%増、営業利益14・1%増の増収増益で折り返し、通期見通しも売上収益6.6%増の6200億円、営業利益6.2%増の570億円と期初の予想を据え置くものの「為替や国際情勢の不確定要素を除けば、控えめに見ても充分目標達成は可能」と市原社長は自信を持って応える。
【新年トップインタビュー】「機器・ガス・材料の三位一体でプロセス結果にコミットしていく」
小池酸素工業 小池康洋代表取締役社長
17年4月から始まった18ヶ月のロングランキャンペーン「グランド100トライアスロンセール」は同年9月までの1stステージを終え、現在2ndステージに入っているが、小池康洋小池酸素工業社長は「とかく最後の2ヶ月で追い込みをかけるというのがこれまでの定番でしたが、今回は1stステージにおいて100%以上の結果を残しています。これは弊社社員のみならず小池会、IK会の皆さんが同行やデモを通じて一生懸命活動して頂いたおかげ」と、目標を上回る好調な滑り出しに驚きと感謝を隠せない。
ガスレビュー目次
新春特集
6
・回復基調の市場環境の中で見えた業界内設備投資の増加
新年トップインタビュー
9
・エレクトロニクス伸張でフォローの2018年
・大陽日酸 市原裕史郎代表取締役社長兼CEO
・「機器・ガス・材料の三位一体でプロセス結果にコミットしていく」
・小池酸素工業 小池康洋代表取締役社長
国内市場
11
・山口リキッドハイドロジェン、増強工事完了、液水製造能力倍増の4千万㎥/年
・エア・ウォーター・ゾル、小美玉市(茨城)に新工場建設
・岩谷産業、茨城県と中国西安にヘリウムセンター新設
時事コラム
12
・千代田精機、圧力調整器各種新製品続々投入
・KHK総合研究所、第3回水素安全技術セミナー開催
・エネルギー技術シンポジウム2017開催
・神奈川県、水素・燃料電池関連製品等開発促進セミナー開催
・自然エネルギー協議会、経済産業省、西銘副大臣に政策提言書を提出
流通回路
16
・京立商事、17年12月期増収もガス販売量微減
・神戸製鋼所、溶接関連のJIS認証継続を公表
・HOSPEX Japan2017にエア・ウォーター防災グループ、小池メディカルらが出展
・エコプロ2017開催/経産省とRITE、地球温暖化対策に関するシンポジウム開催
・サイサン、島田営業所移転/高千穂商事、大阪営業所移転
訃報
17
・武藤真一丸協酸素商会社長死去
事故
17
・北海道で再エネ由来水素実証中に水素ガスホルダーが破裂
工業ガス市場ダイヤル
18
全国工業ガスプラント一覧
45

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