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No.930号
2020.02.15発行
ガスレビュー No.930号（2020年02月15日）
【速報】新型肺炎に息を詰まらせる中国・エレクトロニクス産業
武漢封鎖で、現地向け半導体・液晶ガス供給寸断が懸念
昨年末より世間を騒がせている新型コロナウイルスだが、産業ガスビジネスに悪影響を及ぼす懸念が強まった（2月3日現在）。
今回の〝震源地〟とされている中国湖北省武漢市は、1000万人超の市民を抱える一大工業都市である。日系企業が多数進出している自動車産業が著名だが、最近ではYMTC（3DNANDフラッシュメモリ）、BOE（10・5世代液晶パネル）、チャイナスター（第6世代有機ELディスプレイ）などが同市内で大型投資を進めており、エレクトロニクス産業も目覚ましい発展を遂げている。
【経営】大陽日酸、2020年10月ホールディング制に移行
アジア発メジャーとして世界4極の事業体制確立
大陽日酸（市原裕史郎社長CEO）は、本年10月1日に持株会社制に移行する。国内から米国、欧州、アジア・オセアニアの世界3地域を管轄する現体制から持株会社の傘下に国内外4つの地域の産業ガス事業及びサーモス事業を位置付けることで、各地域の事業責任を明確化するとともに意思決定を迅速にする。
持株会社の名称は「日本酸素ホールディングス」。英文社名もNIPPON SANSO HOLDINGS CORPORATIONで、和、英共に「日本」の名を冠する。2004年の大陽日酸誕生以来、16年振りに日本酸素の名称が復活する。
ガスレビュー目次
市場動向
3
・エレクトロニクスガス・機器市場回復スイッチオン
速報
4
・新型肺炎に息を詰まらせる中国・エレクトロニクス産業
経営
5
・大陽日酸、2020年10月ホールディング制に移行
新技術
7
・コールドストレッチ（冷延伸）加工容器が初上陸
国内市場
9
・エア・ウォーター、高純度CO発生装置開発
・PHC、CO₂インキュベーター販売好調
・ミッシェルジャパン、SF₆分析計の国内バックアップ体制を構築
・12 時事コラム
・東京オリンピック・パラリンピック、聖火台・聖火リレートーチ燃料に水素を採用
・FCEXPO2020、2月26日から3日間開催
HOT ASIA PRESS
13
・小池メディカル、インドネシアに医療機器製造会社設立
・昭和電工、台湾・上海で特殊ガス投資
海外市場
13
・RECシリコン、株式22・95％をAkerキャピタルに売却
水素エネルギー
13
・RECシリコン、株式22・95％をAkerキャピタルに売却
エネルギー
14
・エア・ウォーター、貯槽・気化器一体型のLNGサテライト設備を開発
水素エネルギー
15
・「東京ガス豊洲水素ステーション」オープン
・フジキン、99.9MPa対応の液水バルブを開発
・エスアールエンジニアリング、50MPa水素ガス自動弁、FCFL充填設備向けに実績
・富山水素エネルギー促進協議会、FCごみ収集車の走行試験3月から実施予定
・内燃機関の水素化技術に関するエンジニアリング企業「i Labo」設立
・東京都とNEDO、水素エネルギーの普及促進に関して基本協定を締結
技術レビュー
20
・岩谷産業、ロータス金属を電子機器の放熱板に応用開発中
関東ガス市場概況
21
・主要産業ガスメーカー6社に聞く、関東地域市場の令和元年度とオリンピックイヤーの展望
流通回路
27
・ネクスト・ワン、『2019年度年間キャンペーン感謝の集い』開催
・大陽日酸ガス＆ウェルディング、子会社合併
・サイサン、大東医療ガスをガスワングループ化
・ムサシノキカイ、微細加工向けCO₂レーザ提案強化
・SEAJ賀詞交歓会
・JEITA賀詞交歓会
・よこはま水素エネルギー協議会、第13回セミナー開催
DATA
29
・2019年溶接ロボット出荷台数
ガスレビュー指標
30
・ガス編
2020年新春トップメッセージ
31
組織人事
32
・キッツ
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