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No.942号
2020.08.15発行
ガスレビュー No.942号(2020年08月15日)

コロナ禍で進む工業ガス業界のデジタル化
製造・配送・消費現場で高圧ガス業務をサポート
2020年、突然のコロナ禍でテレワークやリモート会議のようなデジタル環境でのコミュニケーションが工業ガス事業の日常に組み込まれようとする中、これまでも進められてきた人手不足解消のための工業ガス製造や配送現場でのデジタル化(省力化・省人化)が、さらに加速しようとしている。
これは、プラントや客先CEに設置したセンサ類から種々のデータを収集、オペレーションの最適化を図るというものからウェアラブルカメラでの作業工程の監視や点検記録をタブレット等で行うことで、人が関与する場面や時間をできる限り少なくするという試みだ。
半導体製造市場好調!!
コロナ禍でも世界の主要装置メーカー揃って二ケタ増収
中国比重増す
コロナ禍にあって世界経済が不振に喘ぐ中で、孤軍奮闘するのが半導体製造装置市場である。世界の主要な半導体製造装置メーカー、東京エレクトロン(TEL)、アプライドマテリアルズ(AMAT)、ラムリサーチ(Lam)、ASMLの最新決算は全て増収である。
TELは7月28日に20年度第1四半期(4〜6月)決算を発表、売上高3148億23百万円・前年同期比
45.5%増、経常利益750億89百万円・同68.4%増の好業績となった。
この内、半導体製造装置部門は3037億72百万円、同53.3%の大幅な増収を示した。
決算期が異なるので業績の差はあるが、AMATは20年第2四半期(2~4月)売上高39億6千万ドル約4160億円)・同12%増、Lamは20年第3四半期(3/30~6/30)売上高27億91百万ドル(約
3140億円)・同12%増、ASMLは20年第2四半期(4〜6月)売上高33億26百万ユーロ(約4090億円)、同29.5%増と全社二桁増となった。
目次
コロナ禍で進む工業ガス業界のデジタル化
5
・製造・配送・消費現場で高圧ガス業務をサポート
市場動向
12
・半導体製造装置市場好調!!
・コロナ禍でも世界の主要装置メーカー揃って二桁増収
国内市場
13
・大阪ガスリキッド「HYSERVE-5」初受注
・日立産機システム、SF6使用の特別高圧用ガス絶縁開閉装置販売開始
時事コラム
14
・新コスモス電機、スマートホーム対応型ガス警報器等発売
・千代田精機、LGC集合装置用低温弁の取り扱い開始
・岩谷産業、新事業・新商品開発の「未来創造室」オープン
・サーモス、スープランチセット等秋冬新製品続々発売
組織人事
16
・サンケミ
新社長インタビュー
17
・10年先の姿見据えビジネス転換期+禍を乗り切る
・日酸TANAKA 佃淳一 社長
技術レビュー
18
・名古屋大学、水素利用の省エネ低濃度炭酸ガス回収技術開発
HOT ASIA PRESS
19
・中国発の商業規模ヘリウムプラント稼働
・イルクーツク・オイル、独ユニパーにヘリウム販売
・エアプロダクツ、インドネシア石炭ガス化プロジェクトに投資
海外市場
19
・エアプロダクツ、デンマークの触媒メーカーとパートナーシップ締結
流通回路
20
・カミマル、20年3月期売上高・利益ともに微減
・野口商事、20年5月期売上高5%減
・北海道エア・ウォーター、道内のエンジ企業を統合
決算
21
・大陽日酸
関連機器市場ダイヤル
22

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