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No.979号
2022.03.01発行
ガスレビュー No.979号(2022年03月01日)

JERA、再生可能エネルギーとアンモニア、水素を燃料とするゼロエミッション火力で2050年CO₂の実質ゼロの実現に挑戦
火力発電の脱炭素化の手段の一つとして水素・アンモニアの利用が注目されている。本誌では、グリーンイノベーション(GI)基金を利用し、水素・アンモニアの混焼やアンモニア製造の新触媒の開発に取り組むJERAに計画の概要と課題を聞いた。
JERAは、東京電力と中部電力の国内外の火力発電事業、燃料事業を統合した会社。LNGをはじめとする発電燃料の上流開発・調達から発電、販売を一貫して手掛けている。国内に火力発電所27ヶ所、発電容量は約7000万kWを保有。国内の約3割の電力供給を行う最大の発電事業者である。LNG取扱規模は年間約4000万トン、世界最大級の規模を誇る。
コロナ禍の打撃から持ち直しに向かう山陽ガス市場
域内ガス関連企業では半導体投資、カーボンニュートラル加速での新需要に備え
21年9月に呉地区で、ガスの大口ユーザーであり製造拠点でもある高炉(日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区)が操業停止し、足元でも半導体不足や22年初からの新型コロナウイルス感染第6波で製造業の生産計画への影響が懸念されているものの、岡山・広島・山口3県の工業ガス関連市場は、感染対策と経済活動を両立させる〝ウィズコロナ〟の浸透により、一時期の壊滅的な落ち込みからは徐々に持ち直しの動きがみられている。域内ガス関連企業では、半導体分野で依然として続く積極投資の動きに加え、造船やエネルギーといった分野で加速するカーボンニュートラルに向けた取り組みを受けて、製品ラインナップの拡充やサプライチェーンの強化などビジネス体制の整備を進めているところだ。
目次
国内市場
5
・医療用酸素用一般複合容器、22年度初めを目途に再検査期間3年から5年に改定予定
国内市場
5
・グリーンイノベーション基金、CO₂利用のコンクリート・セメント技術開発プロジェクト採択先決定
・ダイヘン、サイリスタ機ユーザー狙ったインバータCO2/MAG自動溶接機をシリーズ化
・神鋼環境ソリューション、商用水素ステーション初採用など水素発生装置12基納入
海外レポート
7
・景況好転でさらなる成長を狙う海外ガスビジネス
ヘリウムニュース
9
・カタール1&2、2月~3月にかけて定修開始予定
時事コラム
10
・大静高圧、FCV車載容器再検査需要に応じるため高圧検査設備を増強
・ユニック、燃料電池草刈り機プロトタイプを開発
・エア・ウォーター、自社HP上に「製品・サービスサイト」を開設
・FC EXPO春、3/16から東京ビッグサイトで開催
・ヒーバック&アールジャパン2022が開催
トピックス
12
・産総研の滝澤賢二氏「冷媒は微燃性を積極的に利用する時代に入った」
脱炭素への道
13
・JERA、再生可能エネルギーとゼロエミッション火力で2050年CO2の実質ゼロの実現に挑戦
関連インタビュー
15
・「ブルーもグリーンも視野に〝クリーン〟で目指す燃料アンモニア実用化」
・クリーン燃料アンモニア協会 村木茂代表理事
分析技術
17
・ABB、ドローンを使ってガス漏洩検知に挑戦
流通回路
18
・マスコール、産業ガス利用の食品保存実験施設オープン
・イワタニファインガス、新社屋完成
地域市場再発見~岡山・広島・山口~
19
・コロナ禍の打撃から持ち直しに向かう中国ガス市場
地域発信
28
・沼津酸素工業がきっかけ、設立された組合がチョウザメ出荷開始
DATA
29
・2021年ヘリウム輸入量
最新工業ガス関連株式市況
29
ガスレビュー指標
30
・機器編
決算
31
・エア・ウォーター
・岩谷産業
・高圧ガス工業
組織人事
33
・大陽日酸
・東京高圧山崎
・サーラエナジー
短信
33
・大阪高圧ガス熔材協同組合、高圧ガス関連保安研修会開催

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