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No.981号
2022.04.01発行
ガスレビュー No.981号(2022年04月01日)

新型コロナ禍2年目となった都市圏主要医療ガスディーラーの2021年度決算見込み
売上・利益は高水準で維持されるか─
新型コロナ禍は、昨秋から年末にかけて感染者数が低調に推移したが、今年に入り第6波とされる感染拡大に転じ、3年目に突入する事態となった。
新型コロナ禍1年目の2020年は、特に上期に医療用酸素の出荷量の低迷が強いられるなど厳しい局面もあったが、パルスオキシメーターや酸素濃縮装置等の医療関連機器、感染防止商品等の出荷増もあり、全体的には増収増益で推移、2021年度上期も医療用ガスの出荷も回復基調となり、年度全体で概ね増収増益で推移すると予想される。
この一年の都市圏の主要医療ガスディーラーの状況はいかなるものであり、新年度にどう臨むのか。主要3社に訊いた。
大陽日酸ら、ガラス溶解炉でのCO₂排出削減するアンモニア専焼バーナ開発開始
25年度以降で実用化目指す
大陽日酸(永田研二社長)はこのほど、ガラスメーカーのAGCや東北大学、産業技術総合研究所らと共同で、ガラス製造分野向けに、化石燃料の代わりに燃焼の際CO₂が発生しないアンモニアを用いることで、製造プロセスでのCO₂排出量をゼロにできる『アンモニア専焼バーナ』の開発を開始した。燃焼には燃焼率向上と燃料削減を目的に、支燃性ガスとして酸素が用いられるため、既存ガスビジネスの拡がりにも期待を寄せる。
半導体が牽引、ガスが復調
工場進出で期待高まる北関東の成長
首都圏からさらにその外側に工場が移転する〝2度目のドーナツ現象〟のことは昨年記事に触れたが、新たに工場が進出した数=工場立地件数を見るとその傾向は明らかだ。ここのところ都道府県別工場立地件数は茨城がトップだが、静岡と群馬の件数が急に増え始めている。人口流出に歯止めを掛けたい県や自治体も工場団地の整備やさまざまな誘致に乗り出している。
目次
国内市場
3
・昭和電工、持株会社制に移行 診療報酬改定、在宅ハイフローセラピーが保険適用に
国内市場
4
・エア・ウォーター、遠隔医療スタートアップ企業を子会社化
・岩谷産業とコスモホールディングス、FC商用車向け水素ステーション運営視野に協業開始
・岩谷産業、エアセパ、炭酸、ヘリウムなど今年2度目の価格改定
・アマダ、中厚板用ファイバーレーザ加工機市場に参入
トップインタビュー
7
・「デジタル技術で新たな価値創造に取り組む」
・岩谷産業 間島寬 社長
検証
8
・デジタル技術の導入はDX実現のためのプロセス
水素エネルギー
9
・エア・ウォーター、鹿島建設と合弁で、家畜ふん尿由来水素の製造・販売事業を商用化へ
・日本ハイドロパック、液化高圧水素用バルブの販売強化
速報
9
・「FC EXPO2022春」、多くの来場者集まる
食とガス
10
・東邦ガス、LNG冷熱活用の陸上養殖実証進行中
医療
11
・新型コロナ禍2年目となった都市圏主要医療ガスディーラーの2021年度決算見込み
海外レポート
14
・「華北、華東に加え、華南、内陸部も強化」
・岩谷産業 中国総代表 亀倉隆志氏
ヘリウム情勢
15
・USGSヘリウムレポート、2021年米国グレードAヘリウム販売量7700万㎥
事業展望
16
・「『エレクトロニクス』と『メディカル』の二軸体制構築を目指す」
・ジー・キューブ 西村賢治 社長
技術レビュー
17
・大陽日酸ら、ガラス溶解炉でのCO₂排出削減するアンモニア専焼バーナ開発開始
地域市場再発見~茨城・群馬・栃木~
18
・半導体が牽引、ガスが復調 工場進出で期待高まる北関東の成長
流通回路
25
・3月16日夜発生の福島県沖地震、広範囲に影響及ぼす
・東京高圧山崎、4月19日東証TPMに上場
・サイサン、中部電力と電力小売り・LPガス販売で提携
・パナソニックFSエンジニアリング、「2022パナソニックロード」3月4日からスタート
・大丸エナウィン、南大阪営業所竣工式開催
・第15回イワタニ水素エネルギーフォーラム、大阪もリモートで開催
・鈴木商館、岩手事業所移転
DATA
27
・2021年12月レアガス三種輸入価格
最新工業ガス関連株式市況
27
ガスレビュー指標
28
・機器編
調査報告
29
・消防庁、二酸化炭素消火設備の安全対策強化検討中
決算
30
・関東電化工業
・ダイヘン
・新コスモス電機
・理研計器
組織人事
31
・エア・ウォーター、「地球環境」「ウェルネス」2つの成長軸に沿った組織大改革
組織人事
32
・福岡酸素
・大丸エナウィン
・JFEコンテイナー
・住友精化

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